私は癌(がん)の手術をした後すぐに肺に水が溜まってしまい、その対処方法の決断に私自身すごく迷いました。この記事は、私が体験した癌(がん)手術、患者の心境を包み隠さずに、記載させていただきました。まだ一度も手術を受けた経験がない方もTVドラマ等で見たことがあると思います。
しかしながら、実際には、TVのドラマだけの情報では足りません。そこで、私が実際に手術を受けて感じた、手術当日の心境を包み隠さずに書かせていただきました。今から手術を受ける皆さんはもちろんのこと、また癌(がん)の手術にご興味がある方必見です。
癌(がん)手術後に肺に水が溜まった後の対処方法とは?
私の場合、手術後6日目に肺に水が溜まってしまい、本当に大変でした。この時の対処方法の選択肢を担当医から2お聞きしました。
1つ目の治療方法は、私の肺の横の脇腹から千枚通し(針の大きなやつ)みたいなもので穴をあけ、そこから溜まった水を抜くという方法。
2つ目の治療方法は、自然に肺に溜まった水が吸収されるのを待つという方法。
この上記の方法の決断に私はすごく迷いました。なぜなら、1つ目の方法は、非常に痛いからです!もう、死ぬか生きるか!って言っている時に、まるで子供のように「もう痛いのは嫌だ!」と私はダダをこねているようにも受け取れます。じかし、この当時は誰に何を言われようと、癌(がん)の手術でとても痛い思いをしていたので、手術後、痛い治療は【死んでも嫌だ!】と真剣に思いました。
その時の実際にベットの上で体験した日記をアップさせていただきました。もしも肺に水が溜まった時の為に、この記事をご自分の心のよりどころにして下さいましたら幸いです。
肺に水が溜まった時の実際の日記
私は癌(がん)の手術後、7日目で肺に水が溜まり息をするのも苦しくなりました。肺のドレーン(排水)はありましたが、あまり肺から排出物や水が出てこなかったので、すぐに撤去していただきました。しかし、その後、息苦しくなり調べてもらうと肺に水が溜まって
いました。もう一度肺にドレーン(排水)を設置するのは難しいので、協議の結果私の脇腹から千枚通しみたいな先のとがった串をさし、水を抜くことになりました。
私は、もう命がないというのに、この話を主治医からお聞きしたとき、もう痛いのは本当にいやだと!と私は主治医に強く主張しました。そして主治医に肺に水を抜く方法をまた、協議していただきました。
そして、内科の先生と外科医である担当の先生が2度目の協議をしていただきました。協議の結果、私の肺にたまった溜まった水は自然に吸収していくのを待つことになりました。その後、私の肺に溜まっていた水は少しずつ引いていき、嬉しいことに肺に溜まっていた水はすっかりなくなりました。
まとめ!
・もし手術後、肺に水が溜まったら、脇腹から長い針を突き刺して水を抜く。(体が手術で弱っているので、麻酔は一切使用出来ない)
・癌(がん)手術でとても痛い思いをしたので【本当に痛い治療は死んでも嫌だ!】と真剣に思う。
・肺に水が溜まり、痛いのがどうしても嫌な場合は手術後、自然に肺の水がなくなるのを待つという選択肢もある。(実際に私は自然に肺の水が引いた)
おまけ【癌(がん)日記!7日目肺に水が溜まり、呼吸困難になる!】
3時00分、検温37.1度。床ずれしないように体制をかえていただく。
5時00分、検温37.7度。また、床ずれしないように体制をかえていただく。
5時30分、検温37.5度。三度、床ずれしないように体制をかえていただく。床ずれが怖い。
8時00分、検温37.9度。朝食・パン2枚・チーズ15g・サラダ・パイン・牛乳200mℓ
本日も熱が出て食欲はあまりない。しかし皆様からいただいた差し入れのフルーツゼリーでなんとか食欲が出できて 完食!できる。皆様にとても感謝する。
11 時00分、肺に水が溜まり、検査の為、胸のレントゲンをとる。本日は熱が上がり、体と頭と気持ちがとてもぐったりして元気がない。呼吸が困難になるが、ナースコールを押す元気もないので、私はぐったりしたまま息をする元気までなくなる。それを見た通りすがりの看護士さんがすぐにそばにいる医師やベテラン看護師にお声をかけてくださる。その甲斐あって、すぐに色々な医師が私の病室まで駆けつけてくださり、緊急に病状をみてくださる。私の調子を気にしてくださった通りすがりの看護師さんにあらためて感謝する。私はナースコールを
私の調子を気にしてくださった通りすがりの看護師さんにあらためて感謝する。
13時00分CTをとりにいく。造影剤を使用しての撮影なので体がかぁーっと熱くなる。
すぐに結果出て、やはり肺に水が溜まっていると伝えられる。しかし、CTの画像だけではなく、すべての検査結果がでないとまだ分からないことがあるということでした。
本日まで私の寝る状態のポジションは寝たきりの状態をキープするようにと、医師に指
示されていました。しかし、肺に水がたまり、その処置として自然に肺に水を吸収させるという作戦がうまくいくように、私の上半身を起こしても良いというお許しがでる。今までは寝たきりでとても不自由をしていました。医師の許可により、食事を食べる時にとても食べやすくなりました。
14時00分、少し遅めの昼食。パン2枚、豚カツ、豆腐、昆布、グレープフルーツ、ジュース(野菜生活)以上を完食。感謝
15時00分、ベッドのシーツを看護士さんにかえていただく、入院用浴衣も変えていただく、全身を拭いていただく。K看護師と新人看護師2名で体重75キロgの私の体を右横にコロコロ、左横にコロコロと上手に私の体を移動させながら、入院用浴衣を今着用している物から新しい物に着替えさせて下さる。シーツは入院後はじめての交換なので、新しい匂いがして、とても気持ちが良い、とても嬉しい。私の体重が重いので、入院用の狭いベッドで、悪戦苦闘し、シーツを替えてくれた2人の看護師に感謝する。
17時00分、検温37.2度。本日夜勤看護師が、夜勤のご挨拶にきてくださる。
18時30分、執刀医の先生がわざわざ様子をみにきてくださる。
先生、『中村さん、今日は肺に水が溜まって大変だったんだって?』
私、『はい、先生。おかげさまで、今はこんなに元気になりました。』わざわざお忙しいところきていただいた執刀医の先生に感謝。
19時00分、夕食。パン2枚、がんもどき、キャベツの千切り、人参の煮物、フルーツ(すいか)、差し入れフルーツゼリー。
本日は完食出来た喜びに浸る。「免疫力向上」の勉強をちょっとして就寝。