私の癌(がん)手術の後の実体験を元に、わかりやすく説明させていただきます。

 

医療のドキュメント番組で患者さんが痛々しく体から出ている管(くだ)は、どうして必要なのでしょうか?私も例外ではなく、手術後、気がつけば沢山の管(くだ)が出ていました。そして、その管(くだ)は物凄く痛かったです。

 

この記事では、その痛い管(くだ)がどうして必要なのか?また、いつ頃、なくなるのか?という疑問を私の実体験を元に、わかりやすく説明させていただきます。

 

この情報は、まさに今、入院する患者さんにとっては目から鱗のような情報です。管(くだ)は、治療によっていろいろあると思います。しかし、癌(がん)の手術においては、基本的には同じです。是非、この記事を読んでいただき、ご自分の心の準備にしていただけると幸いです。

 

手術中、手術がおわった後、おしっこをしたくなったらどうするの?

 

【私の体験談】

 

癌(がん)の手術中は、全身麻酔が効いているため、自分でトイレに行くことが出来ません。しかしながら尿は手術中でも出ているそうです。だから、通常手術前に尿道にドレーン(くだ)を入れます。

 

 

私はこの尿道のドレーンがすごく嫌いでした。とても痛く、その痛みに耐えることが出来ませんでした。

 

 

尿道ドレーンを入れる時、あまりの恐怖に、恥ずかしながら、私は気絶しそうになりました。

 

 

手術前のことです。慌ただしく大手術の準備をしていたので、この入道のドレーンの処置するのを忘れてしまったようです。スタッフは慌てて、すぐに対応をしてくれました。しかし、その痛さの、あまりの恐怖に、私は気を失いそうになりました。私はどうしても尿道の先からその太い管(くだ)が痛くて入らず、私は、結局、子供用の細い管(くだ)で、入れてもらうことにしました。

 

【いつ頃とれるの?】

 

私の場合、尿道のドレーン(管)は、10日間くらいでとれました。尿道ドレーンをしているときは、寝ても覚めても、何をしていても痛かったので、除去する日は、すごく嬉しかったです。

 

 

手術後、体内の毛細血管から出血して溜まった血を体の外に出す方法とは?

 

手術中に排出用のドレーンを設置して、手術後の出血で溜まった血を外に排出します。

 

【分かりやすい解説】

 

手術後、当たり前のことですが、手術をする時、毛細血管も一緒に切ります。そのため、手術が終わった後も、体内で毛細血管からの出血が多くなります。その出血した血液が体内に溜まると、体内は血の海になってしまいます。非常に体に悪いため外に排出しなくてはなりません。そのため、一時的に体内にドレーン(くだ)を設置して、出血したて溜まった血を外に出します。

 

【私の体験談】

 

私の場合、心臓に極めて近い所を手術しました。そのため出血も多く手術前は、大量の輸血も手術の計画の中に入っている程でした。出血為のドレーンは、手術が終わって、集中治療室に入った時に大活躍をしました。手術後、大量の出血をこのドレーンを使用して排出しました。あまりに大量に出血をすると、生命に危険及ぶので、集中治療室の看護士さんは執刀医とリアルタイムで出血の量を20分間隔で報告していました。

 

集中治療室を出ても、その出血の為のトレーンはしばらくそのままでした。私の体のドレーンの設置の位置は、脇腹くらいにありました。

 

【いつ頃とれるの?】

 

私の場合、出血のドレーン(くだ)は、5日くらいでとれました。横からこのドレーンが出ていたため、寝返りがおもうように出来ずにずっと困っていたので、撮るときは。すごく嬉しかったです。ドレーンを除去する時に“痛いかな?”と覚悟していましたが(もちろんドレーンを除去する時は、麻酔はあります。)

 

 

 

癌(がん)手術の後、肺に水が溜まるって本当?その具体的な対処方法とは?

 

【私の体験談】

 

癌(がん)の手術に限らず、手術後、水は溜まります。その具体的な方法は、体内に水抜きようのドレーンを設置していただきます。そこから、体内に溜まった水を排出いたします。私も手術後設置していただきました。その水抜きドレーンから、水を体内から排出し、肺や体内のその他の臓器に水が溜まらないような処置をしていただきました。

 

 

【いつ頃とれるの?】

 

肺に水が溜まらないようにするドレーン(管)は、私の場合2週間ほどかかった。

 

(私は術後、肺に水が溜まっていたので、私の場合はこの水を排出するドレーンがとれるのに2週間程かかりました。私が主治医にお願いして外していただきました。しかし、私が医師に、早くとって欲しいと願ったことは、間違っていました。後で肺に水がまた溜まりだし大騒動となりました。)

 

手術後、背中から出ている管(くだ)がどうしても必要な理由とは?

 

【私の体験談】

 

私の癌(がん)の手術は、癌(がん)が発症した背骨を切り取って除去する手術だったため、手術後にその切断部分から背骨の液などが排出さます。背骨からのドレーンはその為に設置されました。このドレーン(管)だけ背中から出ている為、横になると、ドレーンがベッドと背中の間に挟まり非常に痛かったです。手術をした部分の痛みやこの背中ドレーンの痛みで、夜は眠れませんでした。

 

【いつ頃とれるの?】

 

私の場合、背中のドレーンは1週間ほどで、とれました。夜寝るときに非常に痛い思いをしたので、外していただくときは本当に嬉しかったです。

 

両方の鼻から出ている管(くだ)が、どうしても必要な理由とは?

 

【私の体験談】

 

私の場合、手術後に自分で呼吸が出来ない状態になっていたので、最初は酸素マスクをしていました。それから、しばらくして、自分でも少し呼吸が出来るようになったので、酸素マスクはなくなりましたが、鼻から酸素を人工的に酸素ボンベで送るため、鼻に管(くだ)をしていました。

 

【いつ頃とれるの?】

 

私の場合、手術後から5日間でとりました。しかしながら、またよう様態が悪くなり、酸素マスクと鼻へのくだ(管)のお世話になりました。最終的に鼻の管(くだ)がとれたのは、手術後35日くらいです。

 

まとめ

 

尿道にドレーン(くだ)を入れる時、めちゃめちゃ痛い!

癌(がん)の手術後、毛細血管からの出血を排出するドレーンが設置されている。

手術後は、回復しても、身動きがとりづらい。是非、付き添い人を頼んでください。

手術後のドレーン(くだ)を除去するときは、麻酔をしないので、体内からぬく瞬間、かなり痛い。

 

 

 

癌(がん)日記【手術後4日目】本日の体温 39,1度

6時00分  起床

首は寝違えのためか、それとも交通事故での後遺症なのか?気分が悪い。おまけに頭もがんがんする。熱を計ると39,1度もある。昨晩から夜通しで看護して下さった看護師さんに解熱剤を25gいれていただく。解熱剤を入れて、一時間ほどすると、熱は38,4度まで下がりました。しかし、まだ頭はガンガン痛いし、気分も悪くて吐きそうな症状が続きます。

8時00分 朝食

看護師さんが朝食をもってきてくださる。今日は、かなり辛く体調がわるい。だから、朝食は無理かなぁ~と思っていると、看護師さんが、本日の朝食のメニューを一品一品ご紹介してくださる。そのご紹介の中に《洋梨》という病院食では、聞きなれない言葉を耳にした。

”それは、食べたい!”と思い、パクっとひとかじりする。冷やっとつめたく、みつもとても甘い。急に食欲がわいてくる。パン3個とプチトマト、 野菜ジュースも飲むことができ、ほぼ完食できた!優しい看護師さんの心遣いに感謝する。

 

 

13時00分、 中学生時代からの大親友と面会!

”ユサブル”という出版社を設立し、社長を務める松本卓也氏。私の中学3年生のクラスメートであり、ずっと席が隣だった。何故か気が合い今でも親友だ。

彼が以前いた業界で4コマ漫画界では、この名を知らない人はいないというくらい有名なになった。本日は、わざわざ東京から飛行機で、私の見舞いにかけつけてくれる。私の好物のである、お洒落なプリンをお土産に持って来てくれる。彼の母上が、私のことを、とても心配して下さっているとお聞きし、とても申し訳ない気持になる。

 

今までの経過と病状を詳しく説明する。やはり幼馴染とは良いものだ。すごく励みになる。感謝。