私がカテーテル手術をすることを、医師から聞いたのは、カテーテル手術をする2日前でした。ですから私はカテーテル手術とは、いったいどうゆうものなのか?医師から説明を受けるまで全く知識がありませんでした。今からこの私の体験談を読んでいただき、少しでも参考にしていただけると幸いです。

 

カテーテル手術とは?

 

従来は、症状が重い場合はメスを入れて手術をし、手術後は糸で幹部を縫い、回復を待ち抜糸をするというスタイルが一般的でした。

 

これに対し、近年著しい進歩を遂げているのが、手首や足の付け根、または私のように太ももの付け根から、カテーテルと呼ばれる細い管と、すごく小さいカメラとメスを血管内に挿入し、医師は、血管に挿入したカメラの画像をモニターで見ながら、遠隔操作で治療を行います。それを一般的にカテーテル手術と呼んでいます。

 

患者さんにメスを入れて手術をすることなく治療が行えることで、患者さんにとってより痛みが少なく、体力の回復も早く、入院日数が短縮されることから、経済的負担も軽くて済みます。現在においては、カテーテル手術はなくてはならないものになってきました。

 

 

 

カテーテル手術は痛いの?麻酔をしないって本当ですか?

 

私の場合、このカテーテル手術をした次の日に癌(がん)の大手術が控えていました。私の体の負担を最小限に抑えるため、カテーテル手術は部分麻酔で行いました。カテーテル手術中も、手術が終わってから病室に戻ってきても、体中がカーッと熱くなり、生きた心地がしなかったほど、とても痛かったです。

 

私の体験談!カテーテル手術での5時間死闘の全容!

 

私の場合、カテーテル手術をした次の日には、癌(がん)の大手術が待っていたので、大掛かりな麻酔はしないということでした。明日の癌(がん)の大手術をする箇所が心臓に近いため、あらかじめ止血をしておく必要があります。

 

その為、人間には6本ある大動脈のうち数本を塞いてしまおうという大掛かりな計画でした。

 

カテーテル手術は夕刻から始まりました。最初に局部麻酔をしました。太ももの付け根からカテーテルを挿入しました。痛みは太ももから15cmくらいは局部麻酔が効いていて痛くはなかったのですが、そこから心臓にかけて麻酔が効いていないので、カテーテルが少しずつ心臓に近づくにつれて、ものすごく痛かったです。体の中がカーッと凄く熱くなりました。

 

もちろん、局部麻酔なので、手術をしている医師や看護師やスタッフの皆様の声はリアルに聞こえています。私は目をつぶって聞いていました。

 

私の血管が細いのか?それとも詰まっていたのか?予定していた3時間を大幅に超え、なんと5時間にも及ぶ大手術となりました。

 

私にカテーテル手術をしてくださった医師や看護士さんやスタッフの皆様も大変だったでしょうが、当の本人は明日の癌(がん)の手術を控えヘトヘトになり、病室に戻りました。病室の時計を見ると、すでに夜の9時を少し回っていました。

 

 

まとめ

 

・カテーテル手術は、従来の切開手術と比べ回復が早く、費用も安い

・私の場合、カテーテルを挿入する部分だけの局部麻酔だった為、

カテーテル手術中も手術後も生きた心地がしなかったほど痛かった。

血管が細い人や血管がつまっている人は、手術の時間が大幅に延びる

 



いよいよ、明日は、5年生存立0%と、その昔伝えられていた大手術に挑みます!

いったい、どうなってしまうのか?―つづくー